前日は整理する日
試験前日に新しい内容を初めて見るのは、たいてい損になります。一日で新しく覚えた内容は不安定で、知らないことが見つかるほど不安が大きくなるだけです。前日は、すでに勉強したことを取り出して使える状態に整えることに集中しましょう。間違いノートに残っている問題を解き直し、紛らわしい用語や公式を白紙に書き、単元ごとの大きな枠を一度見渡す程度がちょうどよいでしょう。これまで計画を守ってきたなら、前日は確認するだけの日のはずです。
- 間違いノートに残った問題を解き直す
- 紛らわしい用語・公式を白紙に書く
- 単元ごとの大きな枠を一度見渡す
- 初めて見る問題集は開かない
徹夜しない理由
試験前日に徹夜して、もう一単元でも見ておこうとする人は多いものです。しかし昼間に勉強した内容は眠っているあいだに整理され、睡眠が足りないと翌日の注意力と判断力が落ちます。覚えたことは少し増えたかもしれませんが、問題を丁寧に読んでミスに気づく力は減ってしまうわけです。前日の夜は、いつも寝ている時間に布団に入ることを目標にしましょう。いつもよりずっと早く横になると、かえって眠れずに不安になることがあります。
眠れないとき
試験前日は緊張でなかなか寝つけないことがあります。夕方以降のカフェイン飲料は睡眠を妨げることがあるので控え、寝る前は長く画面を見ないほうがよいでしょう。眠れないからと何度も時計を確かめると、ますます焦ります。目を閉じてゆっくり呼吸し、横になって休むだけでも体は回復すると考えてください。一晩よく眠れなかったからといって試験が台無しになるわけではありません。これまで積み上げた勉強が一晩で消えることはありません。
持ち物は前夜に
朝に持ち物をそろえると、急いでいるうちに忘れ物をしがちです。前の晩にかばんを用意して玄関に置いておきましょう。受験票、身分証、筆記用具、時計など、必要なものと持ち込めないものは試験ごとに違うので、必ずその試験の公式案内にある一覧を基準にそろえます。時計や電卓は、持ち込める種類が決まっている試験が多くあります。会場の場所と行き方、かかる時間も事前に確かめ、交通の遅れも考えて余裕のある出発時刻を決めましょう。
- 公式案内の持ち物一覧とひとつずつ照らし合わせる
- 筆記用具は予備まで用意する
- 会場の場所と移動時間を確かめる
- いつもと同じような朝食を決めておく
当日の朝
朝食はいつも食べているものを軽めにとるのがよいでしょう。試験の日に初めて食べるものや多すぎる量は、おなかの調子を崩すことがあります。会場には早めに着いて席とトイレの場所を確かめ、余った時間は新しいものを見るより、前日に整理した要点や間違えた問題をいくつか見返しましょう。休み時間に友人と前の科目の答え合わせをするのは避けたほうが無難です。間違いに気づくと、次の科目に集中しにくくなります。
問題用紙を受け取ったら
試験が始まったら、すぐ一番から解き始めるより、まず問題用紙全体をざっと見渡します。問題数と配点、難しそうな問題の位置がわかれば、時間の割り振りを決められます。問題は易しいものから解いて確実な点を先に確保し、詰まった問題は印だけつけて先に進みます。一問に長くこだわると、後ろにある解けるはずの問題を落としてしまいます。残った時間で印をつけた問題に戻ると、最初よりも糸口が見えることがよくあります。
- 全体を見渡して問題数と配点を確かめる
- 易しい問題から解いて点を確保する
- 詰まった問題は印をつけて先に進む
- 最後の数分は解答用紙の確認に使う
緊張との付き合い方
ある程度の緊張は普通のことで、集中を助けることもあります。ただ頭が真っ白になるほど緊張したら、いったんペンを置いて、ゆっくり息を吐くことを何度か繰り返してみてください。吸うより吐くほうを長くすると、体が少し落ち着きます。そしてわかる問題をひとつ先に解いて手を動かすと、考えが戻ってくることが多いものです。試験のたびに眠れなかったり体調を崩したりするほど不安が強いなら、ひとりで耐えずに学校の相談室や専門家に話してみてください。
よくある失敗
いちばんもったいない失敗は、答えがわかっていたのに書き方で点を失うことです。解答用紙に写すときに番号をずらして書く、問題の「正しくないもの」を「正しいもの」と読む、といったミスが代表的です。問題の否定表現には印をつけ、最後の数分は必ず解答用紙の確認に使いましょう。答えを直すのは、漠然とした不安ではなく、はっきりした根拠が見つかったときだけにするほうがよいでしょう。試験の規則や時間は試験ごとに違うので、公式案内を必ず確認してください。
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